特別大使に「わんだーらんど」 ぶんだら節

わんだーらんどが踊りを指導
わんだーらんどが踊りを指導

8月2日に和歌山市で開かれる第57回紀州おどり「ぶんだら節」を盛り上げてもらおうと、市は吉本興業の和歌山県住みます芸人で、市観光発信人の「わんだーらんど」の、まことフィッシングさん(40)と、たにさかさん(40)にぶんだら特別大使を委嘱した。

2人は第50回から誰でも参加できる「飛び入り連」を率い、参加人数の拡大に貢献してきた。当日の同連の他、準備段階から市内の学校でぶんだら節の普及活動をする「ぶんだら学校キャラバン」への参加などに協力してもらう。

また、ことし新たに、「ぶんだら学校キャラバン特別パートナー」を企業に委嘱。選ばれた明治安田生命保険相互会社和歌山支社和歌山営業部と、花王㈱和歌山事業場の2社が、同キャラバンで踊りの指導などのサポートをする。

1日に同市鷺ノ森南ノ丁の伏虎義務教育学校で行われた委嘱式には、尾花正啓市長や同祭で連として参加する1年生の73人らが参加。尾花市長と紀州おどり実行委員会の宇治田良一会長が、「わんだーらんど」と2社の職員に委嘱状を手渡した。尾花市長は「皆さんのお父さんやお母さん、おじいちゃんおばあちゃんも踊った踊りです。ぜひ覚えていただき、踊ってこの暑さを吹き飛ばしてください」と激励した。

式の後、わんだーらんどの2人が中心となり児童に丁寧に振り付けを指導。最後は保護者も加わって一つの円になり踊った。わんだーらんどは「飛び入り連は未経験者も含めて500人以上が集まり、盛り上がります。続いてきたこの踊りを残し、子どもからお年寄りまでみんなで一緒にやっていきたいので、当日は私たちを探して、ぜひ参加してください」と話した。