青葉イメージの緑色 柿本神社で風鈴まつり

交通安全や商売繁盛で知られる和歌山県海南市日方の伊勢部柿本神社(塩﨑昇宮司)で、風鈴が境内に並ぶ「風鈴まつり」が始まり、涼やかな音色を奏でている。8月17日まで。
ことしは「青葉」をイメージした鮮やかな緑色の風鈴がメイン。新緑が終わり、より濃く色づく夏の葉を思わせる。
上部は透明、下部が緑色の仕上がりで、同市の漆器職人が、ガラス製の風鈴に紀州漆器の技法を用いて一つひとつ手作業で塗った風鈴で、それぞれ違った味わいが楽しめる。参拝者には、風鈴まつり協賛料2000円で同風鈴を提供している。
他にも、ヒマワリがテーマだった昨年の黄色い風鈴や、根来塗などの風鈴も並び、参拝者の心を癒やしている。塩﨑宮司は「青葉をイメージした風鈴できれいにできました。ぜひご覧ください」と話している。
和歌山市から来た30代の女性は「毎年家族で見に来ている。色とりどりで見ていて涼しげ。夏が来たなと感じさせてくれる」と話した。
また、昨年好評だった風鈴まつりの期間限定の御朱印もある。色鉛筆画の風鈴が、涼を感じさせる特別な御朱印となっている。