芸術にふれる機会を りら高校が出張体験会

ギター演奏を体験する小学生
ギター演奏を体験する小学生

和歌山県海南市日方の複合施設海南ノビノスのノビノスホールで19日、りら創造芸術高校(紀美野町真国宮)の体験会が開かれた。参加した小中学生は、りら高生と一緒に、ギターやダンス、美術のワークショップや、同校生の舞台発表を楽しんだ。

同校は、芸術と通じて創造する力を養う高校。美術やミュージカルなど、芸術を主に学び、多数の舞台発表を通して生きる力を身に付ける。

今回、子どもたちに芸術にふれる機会を提供してほしいと、ノビノスからの依頼を受け、初めての出張体験を行った。

午前と午後の2回開催で、参加者は音楽とミュージカル、美術コースの三つから一つを選んで体験した。

音楽コースは、アコースティックギターで弾き語りを体験。初めてギターに触れる子もおり、手をたたいてのリズムトレーニングやドレミの音を聞き分ける音感トレーニングから始めた。

その後、「D・A・G」の三つのギターコードを教えてもらって何度も練習し、「カントリーロード」を弾き語った。左指で弦を押さえ、ピックを持った右手を上下にリズム良く動かして弦を鳴らし歌う動作に小学生は「難しい」と言いながらも笑顔だった。

小学4年生の藤田真希さんは「弾き語りをやってみたくて参加した。いろんなところを意識しないといけなくて腰が痛くなった。ギターやってみたい」と話した。