合宿誘致や部活地域移行 県と大阪体大が協定へ

「スポーツの振興や人の交流で広く活動したい」と期待を込める宮﨑知事
「スポーツの振興や人の交流で広く活動したい」と期待を込める宮﨑知事

和歌山県は1日、今月10日に大阪体育大学と連携協力に関する協定を締結すると発表した。

連携協力の内容は、スポーツ振興及びスポーツ交流▽スポーツを通じた地域活性化▽競技力向上▽体力向上及び健康増進――など。具体的には市町村対抗ジュニア駅伝などスポーツイベントの運営協力、障害者スポーツの普及強化に関する指導・支援、同大学の県内合宿誘致、中学校部活動の地域移行に伴う同大学からの指導員の派遣を進めていく。同大学が都道府県と連携協定を締結するのは高知県に続き2例目となる。

宮﨑泉知事は会見で「スポーツの振興や人の交流などの部分で広く活動できる」と期待。また、協定に関連して記者から学校部活動地域移行の進捗(しんちょく)を問われ、「県内で地域差があり、早く進んでいるところを参考にすべきだが、指導員の報酬をどうするのかなど国の制度が固まっていない。もっと国が引っ張ってほしい」と苦言を呈した。