ベーゴマで多世代交流 慶哉寺「花まつり」で大会

和歌山市中島の慶哉寺(きょうさいじ)で29日、お釈迦様の誕生を祝う「花まつり」が開かれる。多様な催しが用意されており、中でも、4回目となる「ベーゴマ大会」は子どもから大人まで熱い注目の的に。同寺の土井歓行住職(49)は「皆さんの期待に応えて、いい祭りをします。ベーゴマは昔はやった遊びながら奥深いものがあり、今でも広い世代が熱中できる魅力がある。お寺が、誰もが楽しめる交流の場になれば」と来場を呼びかけている。
同まつりは2016年に始まりことしで11年目。宮前地区連合自治会と同地区社会福祉協議会が後援する。土井住職の呼びかけで集まった山野井知代子さん(55)ら13人の実行委員がさまざまな催しを企画している。
「祖父母が孫に雄姿を見せながら交流も広がるのでは」と、実行委員らはベーゴマに着目した。ベーゴマは鋳型で作った3㌢ほどの金属こまで、樽に張った布の上で、ひもを使って回して対戦する。相手のこまを弾き飛ばすか、長く回し続けて勝敗を決め、全国大会も行われている。決勝戦に出場するこまには5~10分回るものもあるといわれ、強いこまを作るために、形や研摩方法などさまざまな加工技術がある。
土井住職によると、同寺では第1回の祭りに約200人が訪れたが、ベーゴマが注目を浴び、昨年は1000人以上が来場。祭りの前には練習日も設け、経験者が子どもに指導した。昨年は地域の小学生のTOKIさんが優勝して皆で盛り上がった。「特に70代くらいの方は、こちらがすぐにまねできないような技術を持っていて、皆さん、勝つための執念を感じます」と話す。
ことし新たに、東京の大田区や品川区を中心に活動する「東京ベーゴマ」がゲスト参加する。さらにTOKIさん、初代優勝者で通称「レジェンド」の東森敏行さん、23年度ベーゴマ全国大会優勝者のソウタさんも参戦。王者に贈られる「黄金のベーゴマ」を懸けた熱戦が繰り広げられる。
スケジュールは午前10時~パレード▽同20分~法要▽11時~和歌山朝鮮初中級学校民族器楽部・さつき和太鼓クラブの演奏、ベーゴマ予選とワークショップ▽午後1時~同クラブ演奏▽2時半~決勝戦、餅まき――。
宮前おやじ食堂やオモニの会による飲食ブース、和くわく共同作業所の製品販売、古本市などのマルシェや縁日が並び、花まつり限定の御朱印授与もある。雨天時は内容など変更して実施する。
土井住職は「祭りを通して人々が互いに顔見知りになり、子どもが成長する中で安心につながる取り組みを目指したい」と意気込んでいる。
問い合わせは実行委員会(℡073・471・0903)。


