県高校総体で和商が男子卓球3冠 全国の舞台へ

県立和歌山商業高校(和歌山市砂山南)の男子卓球部が、県高校総体(6月5~7日、こうふくホーム和歌山アリーナ)で学校対抗、ダブルス、シングルスの全3部門で優勝した。3部門全ての優勝は2006年以来20年ぶりの快挙という。目前に迫った8月の全国高校総体(インターハイ)に向け、選手たちは連日熱のこもった練習に励んでいる。

今大会でシングルスとダブルスの2冠を達成した3年の柴温人選手は、技術面で台上の短いボールに対して手首を使い、横回転をかけて鋭く攻撃する「チキータ」を得意とし、その技を巧みに操る。いかなる場面でも冷静に試合を運べる精神力が最大の武器。昨年度の県新人大会ではシングルスで優勝。ダブルスでもペアを組む森浦馨介選手と共に優勝を果たしている。
森浦選手は新宮市出身。卓球のために和歌山市で1人暮らしをしながら同校に通っている。ガッツあふれるプレーに加え、バックハンドが武器。シングルスで追い込まれた時、顧問の筒井集教諭から「俺を信じろ」と声をかけられ、そこから3連勝した。「試合中に競り合う場面こそ、わくわくして楽しい」と話す森浦選手は、あえてプレッシャーを楽しみ、最高のパフォーマンスを引き出すメンタリティで大舞台に挑む。
シングルスで準優勝に輝いたキャプテンの中谷友也選手は「強い選手が集まり、県内で勝てるチームになった」と笑顔。
筒井顧問は「ことしのメンバーは卓球が大好きで、心から楽しんで取り組んでいる」と話す。自分たちで必要な練習メニューを考え、主体的に取り組む姿勢が強さの源泉となっているという。
柴選手の技術と冷静さ、森浦選手のメンタルと攻め、中谷選手のキャプテンシーと粘り強さ。それぞれの個性を結集させ、部員一丸となって全国の舞台に立つ。

