肝炎ゼロへ検診を 伍代夏子さんが和歌山訪問

厚生労働省の肝炎対策特別大使を務める演歌歌手の伍代夏子さんが13日、和歌山市役所を訪れ、尾花正啓市長を表敬訪問した。同省が実施する「知って、肝炎プロジェクト・健康一番プロジェクト」の本年度の積極的広報地域に同市が選ばれたことに伴うもので、伍代さんは自覚症状のないウイルス性肝炎の早期発見に向け、市民に検査の受診を呼びかけた。
和歌山市の2024年の統計では、死因の1位である「がん」のうち肝がんによる死亡率(人口10万人対)は22・9人に上り、全国平均の18・1人を大きく上回っている。ウイルス性肝炎での死亡率は2・9人(全国平均1・2人)で、40~50代の死亡順位でも肝疾患は5位と上位になっている。一方で、肝炎ウイルス検査の件数は、24年度の713件から25年度は541件に減少し、課題となっている。
市長室を訪れた伍代さんは「ウイルス性肝炎は何の症状もなく潜伏し、気がついた時には肝硬変や肝がんに移行している」と指摘し、「別の病気になってからでは遅いので、早めにウイルスがいないか検査して、排除したい。日本から肝炎がなくなるまで頑張っていこうと思う」と話した。
尾花市長は「肝臓がんの死亡率が高い一方で検査を受ける方が少ないことに非常に危機感を持っている。伍代さんの力をお借りして、検査の普及を進め、早期治療で命を助けることにつなげたい」と感謝した。
訪問には同省がん・疾病対策課肝炎対策推進室長の木村剛一郎氏も同行した。
8月2日午後1時半から、県立医科大学講堂(同市紀三井寺)で日本肝臓学会の市民公開講座が開かれ、伍代さん、RIPSLYMEのSUさんがスペシャルゲストとして参加する。参加無料、申し込み不要。


