南極の氷「冷たい」 打田公民館で体験講座

氷を触る子どもたち
氷を触る子どもたち

海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷に触れて学ぶ講座が23日、和歌山県紀の川市西大井の打田地区公民館で開かれ、子どもから大人までの65人が冷たい感触を楽しみながら、南極や環境問題について知識を深めた。

同公民館が年間を通して開催している「公民館へ行こらフェア」の一環。

自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所の飯宮圭祐所長(40)が講師を務め、「しらせ」が南極に行くまでの経路や現地の気候などについて紹介。南極の氷が全て溶けると、海面が58㍍上昇するといわれていることなども説明した。

用意された氷は、ことし4月に67次観測隊(越冬隊)が研究のために持ち帰ったもので、約25㌢四方ほどの塊。降り積もった雪が長い年月とともに上からの圧力で空気と共に押し固められ、1万年以上の年月をかけてできたものと推測されている。

参加者らは氷に触れて「冷たい」「重い」などと声を上げ、小さく割られた氷に耳を近づけ、気泡がはじける小さな音に聞き入っていた。

同市打田の波部文香さん(7)は「めっちゃ冷たい。炭酸みたいにシュワシュワと聞こえた」、同市粉河の主婦、徳山梨加さん(38)は「知らないことがたくさんあった。子どもたちと参加できて良い思い出になりました」と話した。

飯宮所長は「暑い夏に涼しい体験をしていただき、環境や自衛隊のことをもっと知ってもらえたら」と話した。