100歳は「通過点」 神出市長が稲田さんの長寿祝う

100歳を迎えた稲田さん㊧
100歳を迎えた稲田さん㊧

9月21日の「敬老の日」を前に、海南市は100歳以上の市民の家庭や施設を訪ね、長寿を祝福した。1日には神出政巳市長が稲田ミサ子さん(100)宅を訪問した。

稲田さんは大正15年(1926)4月24日生まれ。市内の小学校で教諭として定年まで勤めた後、保護司として地域に貢献してきた。児童と共に過ごした日々が一番の思い出だと振り返る。

学生時代はテニスのダブルスで全国大会に出場した経歴を持つ。現在の趣味は「特にな
い」というが、数字のパズルや毛筆、工作などに親しんでいる。「嫌いなものをつくらず何でも食べる」と食欲も旺盛。魚や肉、野菜など、バランスのとれた食生活を送る。小学校での勤務時代に給食で飲んでいた牛乳が好きだったといい、毎朝欠かさず飲んでいる。

現在は週に5回デイサービスに通い、元教員の経験を生かして利用者に塗り絵や折り紙のこつを教えるなど、周囲を和ませる存在だそう。

100歳という年齢については「ただの通過点」と笑顔を見せ、「一日を大切にすること」が大事だと、前向きに日々を重ねている。

神出市長は「元気で無理せず頑張って」と声をかけ、稲田さんは「わざわざ来てくれてどうも」と感謝し握手を交わした。