世界の子にワクチンを 河北中がキャップ4万9000個回収

使用済みのペットボトルキャップを換金し、世界の子どもたちにワクチンを届けようと、和歌山市北島の河北中学校の生徒たちは、校内や地域に協力を呼びかけてペットボトルキャップを回収。目標の8600個を大きく上回る4万9429個が集まった。約60人分のワクチンを購入することができるという。
この取り組みは同校の社会貢献活動で、回収したキャップをリサイクル業者へ引き渡し、その売却益を「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」へ寄付することで、発展途上国の子どもたちにポリオやBCGのワクチンを届ける。
ペットボトルキャップ8600個で、約10人分のワクチンを購入することができるという。
生徒会執行部を中心に、全校生徒や教職員、地域住民が一体となって取り組み、7月13日から8月末まで回収活動を実施。昨年は同校のみで行い、目標に届かなかったことから、ことしは生徒たちが地域のコミュニティセンターや公民館などを直接訪問し、協力を呼びかけた。
地域の温かい支援や口コミの広がりにより、開始2週間で設置した回収箱があふれるほど集まったという。最終日にも住民が直接学校に持参するなど多くの協力があり、目標の8600個に対し、最終集計数はその5倍を超えた。
3日に集計作業が行われ、生徒会会長の山本雄心さんは「自分たちで計画して地域の人たちに伝えるまでが大変だった。誰かを助けることができてすごくうれしい。これからも社会貢献活動を続けたい」と笑顔。副会長の土井美凪さんは「地域の方のおかげで本当にたくさん集まってうれしい。このような支援の輪が広がっていけばいいなと思った」、藤岡茉加奈さんは「地域の皆さんがとても協力的で、たくさん集まった。一人でも多くの子どもたちを助けるきっかけになればうれしい」と話した。
生徒会の下地浩平教諭は「学校が地域に支えられていることを生徒自身も実感できたと思う。皆さんに恩返しができるよう、今後も生徒会で新しい取り組みを考えていきたい」と手応えを語った。


