「阪神ジュニア」に選出 四箇郷の清水さん・小林さん

佐藤輝明選手らを輩出した阪神タイガースジュニアチームに、和歌山市の四箇郷少年野球クラブに所属する清水葵馬(あおば)さん(四箇郷小6年)と小林蓮さん(四箇郷北小6年)の2人が選ばれた。難関の選考を突破した2人は憧れの縦じまを身にまとい、年末に開催される「NPBジュニアトーナメントKONAMI CUP2026」での全国制覇を見据える。
タイガースジュニアチームは、阪神タイガースが主導して結成する小学生の選抜チーム。近畿圏の小学6年生を対象に動画選考や実戦テストを経て16人が選ばれ、ことしは市立和歌山商業高校(現・市立和歌山高校)出身の玉置隆さんが監督を務める。
清水さんは四箇郷少年野球クラブの主将で遊撃手と投手を務める。兄・大夢(ひろむ)さんは同クラブOBでもあり、今夏甲子園で優勝した智弁和歌山高校野球部の選手でチームを支えた。父の昭秀さんも同校野球部出身で、1997年夏の甲子園で全国制覇。現在は同クラブの監督を務めている。
兄の背中を追って挑戦した清水さんは選考会での好打・好守に手応えを感じていたといい、合格の知らせに家族で歓喜した。「兄たちが甲子園で優勝する姿を見て、自分も甲子園で優勝したい気持ちが強くなった。課題の球際の強さを磨き、年末の大会で力を発揮したい」と力を込める。
副主将で捕手の小林さんも、選考会で確かな手応えを得ていた。福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手や阪神タイガースの近本光司選手に憧れる小林さんは「将来は型にはまらず、相手が嫌がる規格外のバッターになりたい」と意気込む。一方で「送球の安定性と確実な打撃が課題」と分析し、大会に向け、さらなるレベルアップを図る。
同クラブの中村正司代表(70)は「ここから2人も選ばれたのは誇りであり奇跡に近い」とたたえる。2人は練習に誰よりも早く来て準備や後片付けを率先して行うといい、「野球が本当に好きで裏方仕事もこなす、皆のお手本」と人柄にも太鼓判を押し「ことしは和歌山の高校が優勝したので体験に来る子も増え、野球の裾野を広げる良い影響が出ている。2人にもそんな存在になってほしい」と期待を寄せている。
NPBジュニアトーナメントは一般社団法人日本野球機構、NPB12球団が主催。16チームが出場し、12月26日から29日まで、東京の神宮球場などで行われる。

