一服の安らぎ提供 一乗閣に茶席がオープン

和歌山県岩出市根来の旧県議会議事堂(一乗閣)に3日、静かな空間で抹茶を楽しめる茶席「一期一会」がオープンした。
一乗閣は1898年に和歌山市一番丁に県議会議事堂として建てられ、1962年に岩出市の根来寺境内へ移築された木造和風建築。現存する同種の建物としては最古であり、国の重要文化財に指定されている。
茶席の開設は、「建物を生かして何かできないか」と考えた同市民俗資料館の湯川佳彦館長の発案によるもの。同市を訪れる人を増やし、一乗閣の存在を知ってもらいたいとの思いに、同市茶道クラブが協力。1階に開設し、出会いを大切にする茶の湯の心を表し「一期一会」と名付けた。
同クラブの曽根啓子部長は「季節の茶菓子や掛け軸、花などを通じて四季を感じてもらい、五感で楽しめる茶席にしていきたい」と意気込む。
初日となったこの日は、コスモスをテーマにした菓子が用意され、訪れた人たちは「情緒があってゆっくりできる」と、くつろぎながらお茶を楽しんでいた。
開催は毎月第1土曜日と第3日曜日の午前10時から午後3時までで、利用料は茶・菓子一式で500円。なお、イベントなどにより日時が変更される場合があるため、事前の問い合わせが必要。次回は17日に行われる。
問い合わせは同所(℡0736・61・1160)。


