市高野球部を応援 伝承館でユニホーム展示

和歌山市本町のフォルテワジマ3階にある「わかやまスポーツ伝承館」は、第93回選抜高校野球大会に県内から出場する市和歌山を応援しようと、同校のユニホームなどを展示している。

同校の卒業生でもある江川哲二館長(58)は「選手の皆さんは自分たちの力を発揮して優勝してほしい。地元の皆さんも熱く応援していただけたら」と市高の躍進に期待を寄せている。

市高の選手たちが着用しているものと同じデザインのユニホームを学校から借りて展示。同高の沿革、プロ野球に進んだ卒業生、過去に甲子園に出場した時の成績などの資料も紹介し、市高や市高野球部への理解が深まるように工夫している。

県勢では、2018年の第90回記念選抜高校野球大会で智弁和歌山が準優勝。同館は準優勝を記念した特別展を開いた。江川館長によると、約1カ月の期間中に約3000人が来場したといい、「全国各地からファンの方が足を運んでくださり、本当にありがたかった」と振り返る。今回も「優勝、準優勝なら(展示を)考える」と話し、「甲子園はお客さんも多く、緊張するかもしれないがなるべく平常心で自分たちの本来のプレーをしてほしい」とエールを送っている。

入場無料。午前10時から午後7時まで。

問い合わせは同館(℡073・423・2215)。

 

甲子園での躍進に期待を寄せる江川館長