アクリル板無償配布 タカショーデジテック
新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらおうと、照明やLEDサインを手掛ける㈱タカショーデジテック(和歌山県海南市南赤坂、古澤良祐代表取締役社長)は、同社が製造するアクリルパーテーション約670枚を県内の事業者に無償で配布した。
古澤社長が「困ったことに対しできることを迅速にしたい」との思いから、自身のフェイスブックとインスタグラムで募集を呼び掛けた。予定していた約670枚は94店舗に配布される。
コロナ感染予防対策として、さまざまな業界でアクリルパーテーションの設置が必要とされる中、品薄状態で購入できない店舗が多いと聞き、古澤社長は「大変な思いをしている所に届けたかった」と話す。
対面区切りと、隣席区切りの2タイプを用意。県内各地の企業や店などから問い合わせがあった。同社での引き取りが条件だったが、紀南エリアの店舗は特別に送料無料で発送。引き取りで受け取った店舗から「本当に助かった」と感謝を伝えられ、古澤社長は「同社のスタッフの励みにもなった」と話した。