前週比増続き160人感染 クラスターは2件
和歌山県は11日、県内で新たに160人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ月曜より19人増加したと発表した。新たなクラスター(感染者集団)認定は2件だった。
160人の保健所管内別内訳は、和歌山市55人、海南9人、岩出33人、橋本13人、湯浅7人、御坊11人、田辺16人、新宮15人、県外1人。
288例目のクラスターは岩出管内の特別養護老人ホームで、入所者3人と職員2人が感染。289例目は和歌山市の高校で、生徒2人と職員3人の陽性が確認された。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が198・0人で、前日より2・1人増加。保健所別では2日続けて全管内で100人を超えた。
県内の感染者は累計3万1083人。入院者数は205人、重症者は県基準で6人、国基準は該当者なし。肺炎患者は22人、病床使用率は34・3%。ホテル療養を含む待機者は1302人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、全県的に感染拡大の傾向が続いているとし、会食や激しく呼気を発する屋内スポーツを控えること、マスク着用や手指の消毒などの基本的な感染予防対策の徹底を改めて呼び掛けた。