ワクチン3回目を推奨 新規311人感染

和歌山県は20日、県内で新たに311人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ水曜より53人減少したと発表した。新規クラスター(感染者集団)は3件を認定した。

311人の保健所管内別内訳は、和歌山市169人、海南9人、岩出18人、橋本37人、湯浅17人、御坊13人、田辺17人、新宮31人。

304例目のクラスターは和歌山市の小学校で、児童6人が感染。305例目は同市の中学校で、陽性者は生徒4人と職員3人。306例目は新宮管内の障害者支援施設で、入所者6人と職員3人が感染した。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日より5・7人減少の206・8人。新宮管内は3日連続で過去最多を更新し、309・1人に達した。

県内の感染者は累計3万3741人。入院者数は176人、重症者は県基準で11人、国基準で1人、肺炎患者は30人、病床使用率は29・4%。待機者は1596人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は、40代以下で3回目のワクチン未接種の人の感染が多くなっているとし、接種を勧め、基本的な感染対策の徹底を改めて呼び掛けた。

 

3回目のワクチン接種を推奨した野㞍技監