コロナ感染者数累計4万人超 新規は206人

和歌山県は19日、県内で新たに206人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ木曜より38人減少したと発表した。県内の感染者数は累計で4万人を超え、4万150人となった。新規クラスター(感染者集団)の認定は2件だった。

206人の保健所管内別内訳は、和歌山市104人、海南5人、岩出38人、橋本10人、湯浅7人、御坊13人、田辺27人、新宮2人。

362例目となったクラスターは和歌山市の小学校で、児童7人が感染。363例目は御坊管内の運動クラブで、参加した小学生5人の陽性が確認された。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日に比べ4・1人減少し、183・7人。

入院者数は182人、重症者数は県基準で6人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は10人。病床使用率は29・6%、ホテル療養を含む待機者は1428人となっている。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は、感染者数累計が4万人を超えたことについて「第5波の約7倍の感染者が第6波で発生している」とし「重症者は少ないが、再び医療介護系に感染が広がると、高齢者や基礎疾患のある人に一定の重症者が出るため、引き続き感染予防対策を行っていただきたい」と呼び掛けた。