ペンギン舎のガラス破損 お城の動物園
和歌山市は17日、和歌山城公園動物園内のフンボルトペンギン舎のガラスが割れたため、展示を一時中止すると発表した。飼育しているペンギン8羽や来園者にけがはなかった。
和歌山城整備企画課によると、16日午後2時ごろ、ペンギン舎の近くで作業をしていた飼育員が「ドーン」という音を聞き、振り返って見たところ、4面あるうちの1面(98㌢×1・58㍍)に破損が確認されたという。5㍉程度の傷を中心にひび割れがあった。近くに怪しい人影や大きな石などは確認できなかったという。
ペンギン舎は21年春に改修工事を終え、ガラス面からペンギンが水中を泳ぐ姿が見られるようになっていた。ガラスは厚さ8㍉の強化ガラス2枚を重ね合わせた構造。破損したのは外側だったためで、中の水がもれることはなかった。修理には1カ月程度かかると見られる。