新規28日ぶり1000人未満 感染減少5日連続
和歌山県が29日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は915人(うち見なし陽性7人)で、1日以来28日ぶりに1000人を下回り、前週の同じ月曜に比べ496人減少した。80~90代の5人の死亡が確認され、死者は累計201人。新規クラスター(感染者集団)の認定は3件だった。
新規感染者の保健所管内別内訳は、和歌山市385人、海南41人、岩出106人、橋本58人、湯浅51人、御坊41人、田辺175人、新宮58人。
亡くなったのは、新宮管内の90代女性と80代男性、和歌山市の80代男性、湯浅管内の90代男性、御坊管内の90代女性で、5人中4人は新型コロナが直接死因となった。
新規クラスターの場所と感染者数は、620例目が和歌山市の病院で入院患者15人と職員1人、621例目は新宮管内の病院で入院患者13人と職員2人、622例目は新宮管内の特別養護老人ホームで入所者8人と職員2人だった。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比53・7人減の1173・3人で、5日連続で減少した。
県内の感染者は累計11万3635人。入院者数は340人、重症者は県基準で66人、国基準の該当者は7人、肺炎患者は89人。病床使用率は62・4%。自宅やホテルでの療養者は1万565人となっている。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、5日連続の感染者減少について「好ましいこと。減少傾向が続くよう、基本的な感染予防対策を徹底してほしい」と話した。