ドローン動いた! プログラミング体験教室

プログラミングのソフトを使い、小型無人機の「ドローン」を飛ばす体験教室が24日、和歌山県海南市下津町の同市民交流センターで開かれた。

厚生労働省委託事業の若年技能者人材育成支援等事業として、県技能振興コーナーが実施。自分でプログラミングしたものが目の前で実際に動くという体験を楽しんでもらおうと、小学3~6年を対象に県内5カ所で開かれた。

同交流センターでは、4回行われ計20人が参加。小中高生をメインにプログラミングを教える活動をする、ITエンジニアの岡田政彦さん(54)が講師となり、「スクラッチ」というソフトを使ってプログラミング。ドローンを「離陸する」「20㌢進む」などの画面上のブロックを重ねて組み合わせていき、ドローンを飛ばした。

子どもたちは床に付けた印への着陸を目指し、距離や角度を図りながら何度も挑戦。参加した同市の谷聡一郎さん(8)は「距離の調整が難しかった。印の所にドローンがピッタリ着陸したときはうれしかった。またやりたい」と笑顔。

岡田さんは「自分の考えた通りに動くというプログラミング的な考え方が大切。将来に役立ててもらえたら」、同振興コーナーの熊谷真さん(46)は「プログラミングって面白いなと思ってほしい。エンジニアの仕事にも興味を持ってくれるとうれしい」と話した。

プログラミングでドローンを飛ばす参加者

プログラミングでドローンを飛ばす参加者