紀南地方を応援しよう 和放、テレ和歌、NHKがキャンペ

 紀伊半島大水害から半年が経過した紀南地方を応援しようと、 和歌山放送・テレビ和歌山・NHK和歌山放送局の3局は合同キャンペーン 「紀南へ行こう!!」 を実施している。 第1期は9月3日までで区切りを付け、 以降も継続する。 各局のアナウンサーがスポット放送で呼び掛けたり、 同キャンペーンの賛同者を募る。 災害の復興支援でNHKと民放がタッグを組むのは全国で初の試み。

 3局は、 観光やボランティアなどで紀南地方に足を運ぶよう呼び掛けることで復興を支援しようと、 同キャンペーンを企画した 各局でスポット出演するのは、 和歌山放送の寺門秀介さん、 テレビ和歌山の上枝俊也さん、 NHK和歌山放送局の山崎ひな子さんの3人のアナウンサー。 番組の合間にスポット放送を行い、 キャンペーンの周知を図っている。 イメージソングは、 白浜町出身・在住のシンガーソングライター、 古屋学さんが復興を願って作詞・作曲した 「明日の笑顔」。 スポット用画面の題字は、 本紙連載でもおなじみの太地町出身の書道家・田中太山さんが手掛けた。

 今後、 同キャンペーンの賛同者に対し、 ボランティアの心得などを書いた 「紀南へ行こうカード」 (仮称)を発行する。 同カードは名刺サイズの折り畳み式になる予定といい、 紀南地方の観光協会に協力を呼び掛け、 ホテルなどで特典が受けられるよう交渉中という。

 NHK和歌山放送局は 「紀南地方は観光客が減り、 復興のめどが立っていないところもある。 すでに県外からも 『とっくに復興できていると思ってた』 といった反応があります。 観光でもいいので足を運んで、 被害の残る場所を見て心を寄せてもらいたい」 と話している。

 NHK和歌山放送局 (http://www.nhk.or.jp/wakayama/)のホームページでは同キャンペーンの専用ぺージを設置。 テレビ和歌山・和歌山放送でも今後、 専用ページを開設する。

 問い合わせは、 NHK和歌山放送局(℡073・426・7006)へ。