新会頭にセイカの竹田氏 和歌山商工会議所
和歌山商工会議所は1日に開いた臨時議員総会で、新会頭にセイカ㈱(和歌山市南汀丁)の竹田純久代表取締役社長(69)を選任。「原材料不足や急激な円安など経済界を取り巻く情勢はめまぐるしく変化する中、力を合わせてこの局面を乗り越えていきたい」と抱負を語った。
竹田氏は1996年、化学メーカー・セイカ商事㈱(現セイカ㈱)の代表取締役社長に就任。2019年に同商工会議所の副会頭となり、1期3年を務めた。
1日、同市友田町のホテルグランヴィア和歌山で会見した竹田氏は、直近の重点課題に「コロナで大打撃を受けた事業者が安定した経営を取り戻すための支援」を挙げ、事業者の挑戦を後押ししていくことを強調。また、原材料や人件費の高騰分を適正に価格転嫁することを促すため「パートナーシップ構築宣言」を会員事業所に浸透させていきたいとし、「先頭に立ち、会議所を引っ張り、豊かな社会の創造に貢献していきたい」と述べた。
副会頭に松岡靖之氏(67)=㈱紀陽銀行代表取締役会長=、島三博氏(61)=㈱島精機製作所代表取締役社長=、細江美則氏(74)=太洋工業㈱代表取締役社長=の3氏、専務理事に田中一壽氏が再任された。任期は2025年10月31日までの3年間。