味はパーフェクト 雑賀小のラーメン完成

和歌山県産食材を使ったラーメンで地元を元気にしようと、和歌山市西浜の市立雑賀小学校(市川圭造校長)6年2組の児童37人が取り組むオリジナルラーメン作りは、いよいよ最終段階。2日には児童らが完成したラーメンを試食した。

総合学習の授業で4月からスタート。同市和歌浦東のまる万ラーメン和歌ノ浦店にアドバイスを受けながら試作を重ね、同店で販売しようと準備を進めてきた。

紀州うめぶたと紀の国みかんどりを煮込んでスープ作り。湯浅醤油や、ゆめたまごなど和歌山の食材をふんだんに使ったラーメンで、「こってり豚骨しょうゆ」と「あっさり鶏骨しょうゆ」の2種類が完成した。

この日、同店で試食した児童たちは「うまい!」と笑顔。「あっさり味に梅干を入れたら酸っぱさがマイルドになっていい」「煮卵が甘くてトロトロ」などと感想を言い合った。

まる万ラーメンの統括マネージャー南谷諭さん(31)は「和歌山ラーメンになっている」と太鼓判。担任の細田和希さん(31)は「8時間煮込むスープは、焦げて失敗したこともあった。今回は児童らが交代でずっと混ぜていた。出して恥ずかしくないものができたと思う」と話した。

木野迅さんは「味はパーフェクト。かえしの醤油がうまくマッチしている。個人的には味が濃くスープがトロトロのこってり味が好き。めっちゃおいしいんで食べやな損。多くの人に味わってほしい」と笑顔。

ラーメンの販売は28日と3月7日、14日を予定(28日は変更の可能性がある)。午後5時から7時まで。一日限定70~100食を予定。価格は現在検討中。

こってり豚骨しょうゆラーメン

こってり豚骨しょうゆラーメン