ワカメ違法採捕やめて 海保が取り締まり強化
ワカメなど、食用の海藻が今月末ごろから旬を迎えるのを前に、和歌山海上保安部は日中のみならず夜間も職員が巡回するなど、漁業関係法令違反の取り締まりを強化する。
2018年の漁業法改正により、「漁業権の対象となっている水産動植物を採り、漁業権を侵害すると、100万円以下の罰金」と大幅に罰則が強化。
同保安部によると、昨年3月には同法令違反(ワカメの違法採捕)の事例が2件発生。国内のほぼ全ての沿岸部には漁業権が設定されており、一般人は漁業権の対象となっている水産動植物を採ることはできないことから、注意を呼び掛けている。
和歌山海上保安部の山下雄一郎部長は「個人の消費を目的に水産動植物を採捕した場合でも密漁とされますので、決められたルールをしっかりと守り、豊かな和歌山の水産資源を後々まで残していただきたい」とコメントしている。