写真と書が融合 アートキューブで二人展

和歌山県海南市出身の書家、杉下聖巖(せいがん)さんと、泉佐野市の写真家、山口亮さんの「二人展」が23日から25日まで、和歌山市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブD1で開かれる。

杉下さんは和歌山と大阪に書道教室を開き、書道パフォーマンスや多くの作品依頼を受け揮毫(きごう)するなど、書道家としての活動を広げている。

山口さんは岩出市出身。保育士として16年間勤め、この春から本格的に写真の道へ進むことを決めた。ロケーションフォトや七五三の撮影をはじめ、大切な家族の記念日、日常のドラマを記録。「ヒト・モノ・デキゴト」に関わるさまざまな撮影を行っている。

今展では、主に人物をメインにした山口さんの写真に杉下さんの書を添え、約30点を展示する。

山口さん(36)は「写真と書の展示は珍しいと思います。2人でしか表現できない世界があり、皆さんの心を引くものがあればうれしいです」と話している。

会期中、会場内の一角で、本格的な撮影会を実施。希望する来場者には、山口さんが1カットを無料で撮影。フォトスタジオ撮影を体験できる。500人の撮影を目標にしており、山口さんは「プロフィール写真をはじめ、家族やカップルの写真を撮影します。ぜひこの機会に体験してください」と呼びかけている。

また、24日午後1時半から同施設のホールで、ハワイアンフラと書のコラボレーションパフォーマンスもある。

午前10時から午後5時まで。問い合わせは山口さん(℡080・4480・1365)。

出展作品から

出展作品から