連合チーム反撃及ばず 神島に3―14で敗北

第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は2日目の12日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で1回戦3試合が行われた。第3試合では、連合チーム(有田中央、貴志川、串本古座、新翔)が神島に3―14で敗れたが、好守備や適時打で会場を沸かせた。

2日目

神島 1 0 4 6 3 14
連合 0 0 0 3 0 3

5回コールド

〔神〕藤内、上平―中松〔連〕大石、岸涼、田畑、大石―大浦▽二塁打=坂本倖(2)、田中(神)

連合は初回、1死二、三塁から、井平の二ゴロの間に先制を許す。2回表は三塁手の失策で走者を背負うも、併殺と三振で切り抜けて無失点。その裏には2死から大浦がチーム初安打となる遊安を記録した。

連合は3回表、1死一、三塁から本盗を試みた走者を刺す好連携を見せたが、神島打線に6連打を浴びて4失点。神島は4回にも、中松、坂本、田中の適時打で6点を追加した。

連合はその裏、先頭の坪井が投安で出塁。大石は三振に倒れるも、音無が左安、岸涼が四球でつないで1死満塁とし、大浦が押し出しの四球を選んで1点を返した。なおも1死満塁の場面で、主将の出水が三遊間を抜く適時打を放ち2点目。続く田畑も押し出しの四球で、4回に3点を刻んだ。

その後、雷雲接近による48分間の中断を挟み、5回に神島は3点を追加した。5回裏の連合は三者凡退に倒れ、試合は5回コールド負けとなった。

連合チームの主将、串本古座の出水飛翔選手は、苦労した連携やコミュニケーションは良くなったといい、チーム唯一の適時打を放ったことについて、「ゲッツーも有り得る場面だったが、チームの役に立ててほっとした。緊張したが、心で『打てる』と言い聞かせ、強い気持ちで打席に立った」と振り返った。

4回にチーム唯一の適時打を放った連合の出水主将

4回にチーム唯一の適時打を放った連合の出水主将