和工3回戦で惜敗 一時同点も被本塁打浴び

【3回戦・第1試合】

和歌山工業 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
和歌山南陵 2 0 0 0 0 1 1 1 5

〔工〕木村、坂口塁―中屋〔南〕片岡―松谷▽本塁打=松谷、上田(南)▽二塁打=山野(工)、池澤、作(南)

 

山野選手の一時同点となる2点適時二塁打

 

第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は10日目の21日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3回戦3試合が行われた。

第1試合では和歌山工業が和歌山南陵に2―5で敗北。3回に同点に追い付くも、終盤に突き放された。

和工は2回戦で完封勝利の木村が先発も、初回に南陵の3番・松谷に2点右本塁打を浴びて先制を許す。

対する和工は3回表、榎本と西が二者連続でバントヒット。その後1死一、二塁となり、3番・山野に中越の2点適時二塁打が飛び出して、同点に追い付いた。

その後は互いに得点圏に走者を進めるも、両校ともに5回まで無得点。3回裏には和工の左翼手・谷口がダイビングキャッチを見せるなど、好守備も光った。

しかし和工は6回裏、四球と犠打で1死二塁とされると、左適時打で勝ち越しを許した。さらに7回にはスクイズ、8回には本塁打を浴びて3点を離された。

和工打線は3回以降、得点を奪えずに試合終了。和工は南陵を上回る9安打を放つも、2本の被本塁打が響き、ベスト8進出はかなわなかった。

和工の中本和希監督は、連投した木村の粘りの投球をたたえ、3年生について、「ここまでしんどい中で、よくやってきた」とねぎらった。