がん対策や健康増進 県とアフラックが協定

和歌山県とアフラック生命保険㈱(東京都新宿区)は包括連携協定を締結した。がん対策や介護予防、健康増進などの取り組みで協力する内容で、同社と都道府県のこうした協定は全国で初めて。

両者は県民の健康課題の解決に向けた取り組みを推進し、県民が生涯にわたって健康を維持し、高齢や認知症になっても安心して生き生きと暮らせる社会の実現を図ることを目的としている。

協定に基づく連携項目は3点。「がんの正しい知識の普及啓発及びがん検診の受診率向上に関すること」では、罹患前から正しい知識を習得するための各種がん教育の実施、がん検診の受診率向上に向けたイベント開催や啓発ツールの作成・配布などを行う。

「介護予防及び認知症施策の推進並びに高齢者等の見守りに関すること」では、いきいきわかやま体操アプリの社員などへの周知・活用、認知症サポーター養成講座の開催、日常業務での高齢者の見守りなど、「県民の健康づくりの推進に関すること」では、健やかな生活習慣形成のための健康教育の実施、啓発イベントの開催などの取り組みを進める。

締結式は県庁知事室で行われ、同社の栗原茂樹常務執行役員と岸本周平知事が協定書に署名した。

 

協定書を手にする岸本知事㊨と栗原常務執行役員(県提供)