組合、組合員数とも減 23年の県内労組調査
和歌山県は、厚生労働省による2023年「労働組合基礎調査」(6月30日現在)の県内分の結果を公表。組合数は406組合(前年比12組合減)で4年連続の減少、組合員数は5万1648人(同829人減)で2年ぶりに減少した。
今回の調査結果によると、県内の推定雇用者数は35万455人(前年比8895人減)で2年ぶりに減少し、労働組合の推定組織率は14・7%(同0・1㌽増加)となった。
組合員5万1648人のうちパートタイム労働者は7737人で、前年より101人増えた。
主要団体別の組合数、組合員数は、連合和歌山が173組合3万4912人、県地方労働組合評議会(県地評)が100組合6242人、その他の団体が71組合5486人、無加盟が62組合5008人だった。
組合員に占める各産業別の割合は、高い方から、製造業20・51%、卸売・小売業17・90%、公務17・56%、金融・保険業8・83%の順となっている。
主要団体別では、連合和歌山が卸売・小売業24・16%、製造業23・52%、公務21・34%、県地評は教育・学習支援業38・03%、医療・福祉29・33%、公務11・66%の順。
地区別では、和歌山市を拠点に活動する組合が209組合(51・48%)とほぼ半数を占め、本紙エリアでは、海南・海草が15組合(3・69%)、那賀が28組合(6・90%)。
規模別では、組合員が29人以下の組合が175組合(43・10%)と最も多く、次いで30~99人が108組合(26・60%)、100~199人が61組合(15・02%)を占めた。
県内の組合員数は1974年の9万6171人、組合数は90年の641組合をピークとして、ともに長期的な減少傾向が続いている。