県教委2336人異動 定年延長などで規模縮小
和歌山県教育委員会は22日、4月1日付発令の人事異動を発表した。異動規模は、スポーツ課の知事部局移管などの影響で事務局等職員が217人(前年度比24人増)に増加した一方、教職員は定年延長などの影響で小中学校と県立学校を合わせて2119人(同314人減)に減少し、計2336人(同290人減)となっている。
事務局等職員は、配置換え等が200人(同28人減)で、うち昇格は16人(同3人減)、女性は55人(前年度と同じ)。退職は17人(前年度比4人減)。
教職員は、小中学校が1487人(同109人減)で、うち退職者は再任用を含めて380人(同113人減)。県立学校は632人(同205人減)で、うち退職者は再任用を含めて222人(同70人減)だった。
退職者は、定年の段階的引き上げが始まった影響などから、小中学校、県立学校の合計で前年度より183人少ない602人となった。
教職員の女性管理職(校長、教頭、事務長)は県立学校と小中学校を合わせて266人。内訳は、県立の校長7人、教頭14人、事務長20人、小中学校の校長91人、教頭134人となっている。
組織改正では、スポーツを通した地域振興の推進を目的にスポーツ課が知事部局に移管され、学校体育を除くスポーツ行政が県教委の所管を離れる。