まるごと1冊和歌山県 FRaUで特集号


(左から)岸本知事、島田代表取締役、関編集長
(左から)岸本知事、島田代表取締役、関編集長

一冊全てに和歌山県を特集した㈱講談社の『FRaU S‐TRIP MОOK(フラウ エストリップ ムック)和歌山』が10日に発売される。県のSDGsの取り組みを「市井の人びと」を軸に取り上げ、世界に誇る観光やグルメなどの魅力を多角的に紹介する。3日には同誌の関龍彦編集長兼プロデューサーと、FRaU×SDGsプロジェクトアドバイザーで㈱YeeYの島田由香代表取締役らが県庁を訪れ、岸本周平知事に同誌をPRした。

『FRaU』はSDGs、結婚、子育て、旅など広いジャンルを扱い、1991年の創刊から30年以上続く女性誌。2021年に始まった「S‐TRIP」シリーズは、さまざまな地域でのサステナブルな人・ものに「会いにいく」「体感する」をテーマとして、これまで「徳島県」「ニッポンの国立公園」「神奈川県」「神戸市・兵庫県」などを展開してきた。「和歌山県」は第6弾となる。

タイトルは「1200年前からサステナブル 世界遺産のくに『和歌山』」。白浜町「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ、彩浜が表紙を飾る。パンダの繁殖、保護に取り組む同所でのパンダの生態やスタッフ談話など、パンダをめぐる「命の循環」などを特集する。その他、俳優の黒島結菜さんが旅する高野山、南紀で海と暮らす人々、和歌山移住、地産地消グルメ、食品や伝統工芸にまつわる「和歌山ブランド9ストーリーズ」、ユニークな活動をする和歌山の人々などを紹介している。

和歌山の魅力に引かれ、昨年みなべ町民になった島田代表取締役は「(食品や自然など)体に必要なものが和歌山には全部ある。こんなすてきな場所があると知ってもらい、和歌山の方にも改めて気付いてもらえたら」と話した。関編集長は「パンダに始まり、面白い人の紹介でにぎやかに終わる構成。たくさんの方に買っていただき、元気になるきっかけにしたい」、岸本知事は「上質な感じが詰まった和歌山という印象。影響力がある。第2作、3作を期待したい」と話した。

全国の書店とオンラインで10日(県内書店では11日)発売。価格は1000円。初回は3万部用意され、追加販売も予定。一部のインターネット販売では予約完売のサイトがある。

また10日、アドベンチャーワールドが創刊記念イベントを開き、関編集長らのトークセッションや抽選会がある。参加者は同誌がもらえる。参加無料、定員150人で現在受け付け中。アドベンチャーワールド公式サイトの「トピックス」で確認する。