車いすの寄贈続け11回目 ツルハ&クラシエ
ドラッグストア大手の㈱ツルハホールディングス(札幌市)と医薬品等製造・販売のクラシエ㈱(東京都港区)は4日、和歌山県社会福祉協議会に車いす2台を寄贈し、同協議会(和歌山市手平、和歌山ビッグ愛7階)で寄贈式が行われた。
両社はツルハグループ店舗で行う共同キャンペーンの売上の一部を車いす購入に充て、全国の社会福祉協議会に寄贈する活動を2007年から続けている。
本年度は全国で220台を購入し、両社共同の寄贈は累計3685台、ツルハグループによる寄贈を含めると4020台。県社協への寄贈は11回目で、累計50台に達した。
寄贈式には㈱ツルハ中部関西店舗運営部の新谷宜哉部長、クラシエホームプロダクツ販売㈱の鈴木康生取締役大阪支店長らが出席し、県社協の中村茂常務理事に目録を手渡した。
新谷部長は「受け取った方からも喜んでいただき、ありがたい」、鈴木取締役は「活動を続け、約3700台まで寄贈できた。末永くやっていきたい」と話し、中村常務理事は両社に感謝し、「地域福祉の増進にさらに取り組んでいく。今後ともご支援をお願いしたい」と述べた。
寄贈された車いすは、使用する施設を県社協が調整しており、今回はグループホーム紀伊松風苑ひだまりの家、紀三井寺苑グループホームの和歌山市内2施設に決まっている。