天ぷら油の回収拠点を増設 岩出、湯浅町に
天ぷら油など家庭から出る廃食油を回収し、CO2削減効果の高い燃料などに利活用する和歌山県の実証事業で、県は4日、新たな回収拠点を岩出市と湯浅町の計7カ所に設置する。
石油元売り最大手のENEOS(エネオス)㈱が、旧和歌山製油所(有田市)で持続可能な航空燃料(SAF)の製造事業の実施を目指していることを受けての取り組み。昨年7月1日に開始し、回収拠点はこれまで、和歌山、海南、有田の3市に計39カ所を設置してきた。
新たに回収拠点となるのは、岩出市がオークワ岩出西店、メッサオークワ岩出店、コープ岩出中央店、松源岩出中黒店、松源岩出中迫店の5カ所、湯浅町がオークワ湯浅店、松源湯浅店の2カ所。
実証事業に参加するには、モニター登録し、専用ボトルまたはペットボトルに廃食油を入れて回収拠点に持参する。
事業の詳細は県成長産業推進課ホームページに掲載。モニター登録はウェブフォームから。