市和歌山×横浜 センバツ両監督が意気込み

第97回選抜高校野球大会第2日の19日、県代表の市和歌山は第2試合で横浜(神奈川)と対戦する。市和歌山の半田真一監督(44)と横浜の村田浩明監督(38)に互いの印象や初戦の意気込みなどを聞いた。
――相手校の印象と注目している選手は
半田監督 投打ともに完成度が高い選手が9人そろっている。特に織田、奥村の2枚は高校野球トップレベル。攻撃面では1番の阿部を何とか抑えたい。
村田監督 石山、森本、川邉と、打の中心が非常に多い。エースの土井は緩急自在で近畿のレベルの高い対戦相手とやる中で勝ち残っていきて確かな実力を持っている。
――チームの見どころと、キーマンは
半田監督 派手な野球はできないが、投手がしっかりゲームをつくって、守りからのリズムを攻撃につなげていくような粘りの野球。主将の川邉が試合のポイントゲッターになる。
村田監督 昨秋(明治神宮大会)で優勝した中で、もう一個二個レベルアップするにはよっぽどの努力をしないとだったが、丁寧にやってきて少し成長が見られた。全員が成長した姿を見せてほしい。
――理想の試合展開は
半田監督 前半で引き離されないよう、自分たちで崩れないようにやれることをしっかりとやりながら、ロースコアで前半を折り返して後半に持っていきたい。少ない勝機を生かしたい。
村田監督 先手必勝の形でずっとやってきた。非常に粘り強いチームという印象があるので、本校はそれ以上に泥臭くやっていきたい。
――初戦への意気込みを
半田監督 横浜高校は高校野球ファンも注目の学校。そことやれるので、皆さんに勇気と感動を与えるような戦いぶりをしたい。
村田監督 初戦は一番難しく、何が起こるか分からない。しっかりと入れるよう、残り少ない日数だが、準備できる部分を明確にして準備し、笑顔で思い切った野球をしたい。