6月7日に前線開通へ 冷水の国道42号拡幅工事

交通渋滞の解消などを目的に拡幅工事が行われてきた国道42号の和歌山県海南市冷水―藤白間について、国土交通省は23日、冷水側の0・4㌔が6月7日午後3時に開通し、拡幅区間1・1㌔の全線が4車線で供用開始となると発表した。同国道のバイパスで、拡幅箇所に接続する有田海南道路(冷水―有田市野)の冷水側2・9㌔も同時刻、2車線で開通する=画像。
拡幅事業は2007年度に事業化し、11年度に着工。有田海南道路は全長9・4㌔で、08年度に事業化、15年度に着工しており、今回を含めて開通区間は計3・1㌔となる。
開通の発表を受けて宮﨑泉副知事(知事職務代理者)は、「通勤時間帯に発生している渋滞の緩和や交通事故の減少といった交通課題の解決や、有田市から海南市及び和歌山市への救急搬送に要する時間の短縮による救命率の向上などが期待できる」と歓迎のコメントを出した。