和大サッカー部と紀の国住宅 スポンサー契約

締結式で横断幕を手に記念撮影する皆さん
締結式で横断幕を手に記念撮影する皆さん

サッカーを通じた和歌山のスポーツ文化の発展を目指し、和歌山大学(同市栄谷)体育会サッカー部と紀の国住宅㈱(和歌山市餌差町)は、スポンサー契約を締結した。これにより2者は連携して県内各地でサッカー教室を開くなどし、サッカーの普及活動や魅力発信を通した地域貢献を図る。

創部99年の歴史を誇る同部は、関西学生サッカーリーグ4部に所属。学生主体で運営をしており、「ピッチ内外で和歌山に活力を生み出す」をビジョンに据え、幼稚園と小学校でのサッカー教室開催や大会を主催するなど、地域貢献にも力を注いでいる。

また、同社は1977年に設立。「暮らしを創り、幸せを届ける」を掲げ、注文住宅をはじめ、リフォームや不動産売買まで手掛けている。

スポンサー契約は4月1日に締結。スポーツ事業を手掛ける㈱スポーツフィールド(東京都)の大学体育会部活動と企業をつなぎ、学生の競技生活の支援や企業の広報と採用支援などを主な目的とするサービスをきっかけに締結された。

5月11日に紀の国住宅本社で行われた締結式には、同社の林翔平社長(38)、同部の松長流河主将(21)らに加え、同部員やマネージャーら計約45人も出席。同社から、学生がデザインして同社が制作した横断幕に加え、AI搭載の高性能カメラ、サッカーボールなどが贈られた。

松長主将は「契約をきっかけに弊部のさらなる飛躍を目指し、チーム一丸となって努力する。サッカー教室などのイベントを通して、共に和歌山を盛り上げたい」と決意した。

林社長は「48年間、和歌山で商売をさせてもらい、もっともっと和歌山のためにいろいろなことをやっていきたいと思っている。皆さんと一緒に和歌山をどんどん盛り上げていきたい」と意気込んだ。

同部は、同社から遠征費などの支援を受けながら活動し、チーム力を上げて県外での活躍、和歌山の魅力発信なども目指す。