過去最大の220億円 岩出市26年度予算案


和歌山県の岩出市は20日、2026年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比4・8%(10億300万円)増の220億円とし、3年連続で過去最大を更新。市制施行20周年の節目に、災害対策活動拠点の新設やクリーンセンターの設備改良などを重点に掲げた。同予算案は、27日開会の定例市議会に提案する。

特別会計と企業会計を合わせた予算総額も393億8992万7000円(前年度比2・6%増)で過去最高となった。

歳入面では、普通建設事業費の増加に伴い、市債が前年度当初予算の3億6550万円から7億4900万円へと104・9%(3億8350万円)増と倍増した。これは主に、クリーンセンター基幹的設備改良事業費の増加により、一般廃棄物処理事業債の借り入れが6億3200万円(前年度比72・9%増)に膨らんだことによる。  市税は、市民税や固定資産税の増収を見込み、3・6%増の66億7854万5000円を計上。財政調整基金からの繰入金は大幅に抑制している。

歳出面では、市制20周年記念事業の一環として、市役所庁舎南側に「災害対策活動拠点(仮称)」を新設する。事業費は1億6656万円で、木造2階建ての施設に備蓄倉庫や応援職員の受け入れ機能を備える。

また、クリーンセンターの基幹的設備改良事業には19億5314万円を投じ、焼却炉の改修を本格化させる。

社会保障関係では、障害者総合支援給付費などの増加により、扶助費が前年度比7・2%増の67億7717万4000円となった。

26年度末の地方債残高は24億7581万7000円となる見込み。

中芝正幸市長は予算編成について、市制施行20周年と第3次長期総合計画後期基本計画の開始年度であることを踏まえ、「健全財政の堅持」を軸に、活力とふれあいのまちの実現を目指したとしている。

新年度当初予算案を説明する中芝市長
新年度当初予算案を説明する中芝市長