一流のプレーと精神学ぶ 津屋選手とワンリーズ交流

バスケットボール男子日本代表候補の津屋一球(つや・かずま)選手(28)が和歌山県紀の川市花野の市民体育館で21日、地元のクラブチーム「ONELYS(ワンリーズ)wakayama」の練習に参加し、メンバーら約20人と交流を深めた。
津屋選手は、青森県出身。洛南高校から東海大学を経てBリーグ入りし、現在、三遠ネオフェニックス(愛知)に所属している。昨年度は日本代表として国際大会に出場し、本年度も代表候補に名を連ねている。生まれつき聴覚障害を抱えながらも、トップレベルで活躍を続けている。
ワンリーズの上田頼飛代表兼監督が津屋選手の代理人を務めており、「日本のトップ選手から一流のプレーや地域貢献への姿勢を学び、メンバーの刺激になれば」と、21年のチーム設立時から年に1、2回、練習に招待してきた。16年ごろから県内のチャリティーイベントにも加わり、21年に和歌山市で発生した断水時には、津屋選手が、同じくプロプレーヤーの河村勇輝選手らに呼びかけて、市内の養護施設に物資を寄贈するなど、地域貢献や障害者支援にも尽力している。

この日、津屋選手とメンバーらは、ボールを持つ人が動きやすいように自ら壁となって敵を阻む「スクリーン」と呼ばれる練習や、試合形式の実践をした。津屋選手は大きな声で合図したり、良いプレーがあると味方に拍手やハイタッチしたりして、3時間のメニューをこなした。
津屋選手は「レベルは関係なく、自分の苦手なところなど新しい発見ができてありがたい。少しでも影響が与えられて力になれることがあれば」と話した。同メンバーの中村洸輝さん(23)は「自分のこれまでとは違う目線で教えてもらい、プレーでも見せてもらえて感謝です」と話していた。
練習後、津屋選手は岩出市清水のカフェで一日店長を務め、地域住民と交流を深めた。


