和歌山市民憲章制定60年 記念碑前でイベント

和歌山市民憲章碑の周りに明かりをともして祝った
和歌山市民憲章碑の周りに明かりをともして祝った

和歌山市民憲章の制定からちょうど60年となる3日、市役所前広場の市民憲章碑前で記念の催しがあり、市民らが60本のキャンドルをともして節目を祝った。

青少年の立ち直りや自立を支援する和歌山市BBS会(高垣晴夫会長)が企画。和歌山市民憲章は、市民であることに誇りを持ち、平和で豊かなまちをつくるための心構えとして1966年11月3日の文化の日に制定された。五つの項目があり、小中学生を対象に毎年市民憲章を題材にした硬筆競書会が実施されるなど、広く親しまれている。

記念イベントには書道を習う子どもたちや通行人らが協力。市民憲章の一文を書いた紙でペットボトルを包み、ランタンにして碑の周りに並べた。夕暮れとともに点灯すると、一角はまるで誕生日ケーキのようになった。

集まった約30人で「自然を愛し、きれいなまちをつくりましょう」などと市民憲章を唱和した。

企画した同会の高垣会長(64)は「市民憲章は多くの市民に染み込んでいるのを感じます。競書会・書の文化とも結びつき、和歌山の文化力は高い」と話す。普段から和歌山城での清掃活動に参加し、この日のために記念碑周辺を清掃した和泉大学3年生の南幸輝さん(21)は「小さい頃から競書会で書いていたので愛着がある。憲章にあるように自分たちが住むまちや自然を愛し、地域の魅力を発信していきたい」と話していた。

市によると、碑は同所の他、JR和歌山駅前、市民体育館前など市内7カ所に建立されている。市民自治振興課では「あらためて一つひとつの文章を見てもらうと、年代に応じて『あぁ、そうだな』と感じるものがあるはず。身近に感じ、さらに広めていただければ」と呼びかけている。