紀三井寺野球場 7月1日リニューアル

 平成27年 「紀の国わかやま国体」 に向けて7月1日にリニューアルオープンする紀三井寺公園野球場(和歌山市毛見)で、 大規模な内外装工事が着々と進んでいる。 昭和40年の建設以来、 大規模な工事は初めて。 むき出しのコンクリート階段だったスタンドにプラスチックの長椅子を設置するなど観客席の快適さを向上させ、 バリアフリー設備も強化している。

 球場の延べ床面積は6775平方㍍、 建築面積は3496平方㍍。 工事は球場の耐震化も兼ねている。

 大きな改修点は、 以前は一部にしかなかったプラスチックの長椅子の全席設置。 日差しの照り返しも防ぎ、 快適に観戦できるようになる。席数も増え、一部には背もたれ付きの椅子を設置する。 身体障害者に配慮して新たにエレベーターも設置している。

 また選手と観客の安全性向上を図ろうと、 観客席のフェンスは1・5㍍から3㍍にし、 ファウルボールが屋根を越えるのを防ぐため高さ30㍍のネットを取り付けている他、 外野フェンスには緩衝材を使用している。

 併せて大規模改修のリニューアル工事が進められている陸上競技場は来年3月末に完成予定。 野球場、 陸上競技場、 すでに工事が終わった補助競技場の総事業費は約58億円。 野球場、 陸上競技場の設計・施工業者は次の通り。

 【野球場】㈱辻本山田建築設計事務所▽三友工業㈱▽㈱第一電工▽バンドー設備工業㈱▽北新工業㈱▽三友工業㈱▽㈲平井設計▽㈱駒場工務店【陸上競技場】石本・日和特定設計業務共同企業体▽㈱石井コンサルタント▽㈱川建築事務所▽三友工業㈱▽㈱第一電工▽バンドー設備工業㈱▽ria・設監組合管理業務共同体▽日本体育施設・弘安建設特定建設工事共同企業体▽日本電設・富士商会特定建設工事共同企業体▽近畿電設・第一電機特定建設工事共同企業体