東高の南出選手がV 近畿高校ボクシングフライ級
近畿高校ボクシング選手権が15~17日の3日間、 大阪朝鮮高級学校で開かれ、 フライ級で県立和歌山東高校2年の南出仁選手 (17) =クラトキボクシングジム=が優勝した。 ジム初の高校生タイトル獲得に原田哲也会長 (67) は 「スピードやパンチ力も十分で素質もある。 闘争心もすごいし、 これからも白星を重ねてほしい」 と期待を込めている。
大会は近畿6府県からの選抜選手6人で争われた。 2分3ラウンド制。
決勝戦では、 奈良県代表の2歳上の選手と対戦。 序盤から前に出た南出選手は開始早々、 得意の左ストレートが相手にクリーンヒット。 強烈なダメージを与えダウンを奪った。 起き上がったところをすかさずに連打で追い込み1ラウンドで相手セコンドにタオルを投げ込ませた。
南出選手は身長165㌢、 普段の体重56㌔。 左ストレートと右ボディーが持ち味。 中学3年生の時にジムの門をたたいた。 これまでの戦績は12戦9勝(6KO) 3敗とパワータイプのボクサー。 平日は毎日ジムに通い、 ジムが休みの日曜日には8㌔のランニングを欠かさない。
南出選手は 「近畿大会での優勝をバネに、 インターハイ (7月28日~) でも優勝します」 と意気込んでいる。