「たま駅長」がキャラクター 岡山のポイントカード「たまルン」
前々回(第68号)で、 路面電車仕様の 「たま電車」 について紹介させていただいたところ、 「岡山にも和歌山とよく似た 『たま電車』 があるとは知らなかった」 「岡山の市民も 『たま駅長』 の存在をよく知っているのか」 などと大きな反響をいただいた。 今回は、 主に岡山県内で普及している 「たまルン」 というポイントカードについて紹介したい。
主に岡山県内で利用できる 「たまルン」 は、 和歌山電鐵の親会社にあたる両備ホールディングスが、 昨年4月から発行。 資本提携のある岡山高島屋、 同社のグループ会社、 カードの制度に賛同する加盟店などで買い物をすれば、 一定金額毎にポイントを付与される。
カードの提示で割引などの特典を受けられたり、 月2回ほどメールマガジンの送付を受けることができる。
特徴は、 使用範囲を一つの企業内に限ることなく、 地域密着型の経営をモットーとする両備ホールディングスと岡山高島屋が共同発行し、 さらに、 地域で加盟店を募るなど、 地域のオープンカードの役割をしていることだ。 岡山高島屋を訪れた際、 来店者の多くがカードを使う様子を見てそう感じた。
「たまルン」 は、 広島市内の店舗(安佐SA)でも利用できることから、 以前から筆者も所持しているが、 キャラクターである 「たま駅長」 がなんとも愛らしい。 ポイントをルンルン楽しく貯められそうなデザインだ。
路面電車仕様の 「たま電車」、 ポイントカード 「たまルン」 をはじめ、 岡山でも 「たま駅長」 は地域活性のシンボルとして定着していることを、 和歌山の皆様にお伝えしたい。 (次田尚弘/広島)