タイ使ったご当地バーガー、ラーメン登場
加太をタイのまちとして県内外に発信し、観光などの集客につなげようと、和歌山市深山の「休暇村紀州加太」(義本英也総支配人)は、ご当地メニュー「鯛バーガー」と「鯛らーめん」を考案。同施設の喫茶コーナーやレストラン、地元のイベントで販売し、新たな地元の名物づくりに取り組んでいる。
「鯛バーガー」は、大葉とトマト、オニオンスライスの上に、切り身にしたタイのフライをのせ、梅肉ソースをかけてパンで挟んだもの。新鮮なタイのプリプリな食感に、梅と大葉の香りが口いっぱいに広がる。
「鯛らーめん」は、タイの中骨を香ばしく焼き上げることで魚の臭みを取り、その後、長時間煮込んでタイ本来のうまみが凝縮しただしに仕上げる。最後に刻んだユズと、タイの切り身などをトッピング。和風仕立ての味わいを楽しめる。
同施設では、刺し身やしゃぶしゃぶなど、年間約5000~6000匹のタイを調理している。「鯛らーめん」は、ことし春に開かれた「桜鯛祭り」で出店。好評を得たことで同施設でセットメニューとして提供することになった。
調理課長補佐の西田愼さん(49)が「タイはどんな料理にでも応用できる。食材としてのアイデアはいっぱい。食べたことのないタイ料理を楽しんでください」、営業係長の宮﨑智哉さん(33)は「県内外にPRしていくことで、少しでも地元に貢献できれば」と話している。
「鯛バーガー」(1階喫茶コーナー)は一日20食。「鯛らーめん」(2階レストラン)は平日10食、土・日・祝日15食限定。問い合わせは同施設(℡073・459・0321)。