31日、高校生がボランティアでカフェ開店 雑賀町

 地域をもっと元気にしようと、高校生がボランティアで運営するカフェ「ESPOIR」(エスポワール)が31日、和歌山市雑賀町にオープンする。日曜(不定期)午後1~8時に営業。企画した県立耐久高校定時制(湯浅町)の小幡和輝君(18)は、「たくさんの高校生に、まちづくりに気軽に参加してほしい。後々は観光スポットとして人を呼び、ぶらくり丁の活性化にもつながれば」と話している。

 小幡君はことし2月、高校生が主体となりまちづくりイベントなどを企画する会社「和―なごみ―」を設立した現役高校生社長。エスポワールは同社の事業の一環だ。

 場所は「CoCo壱番屋和歌山ぶらくり丁店」隣。日曜休業の飲食店の店舗を無償で借りた。今月10日には小幡君と6人の高校生ボランティアが店に集まり、実際に提供する料理や飲み物を作って試食した。

 県特産の梅やミカンを使ったオリジナルのノンアルコールカクテルを試作するなど力を入れているが、商品を提供するまでの時間、調理工程の効率化など、課題は残されているという。

 店名のエスポワールはフランス語で「希望」という意味。随時ボランティアスタッフを募集しており、小幡君は「地域貢献や社会勉強、1回だけでも飲食店の仕事を経験したい人、気軽に問い合わせください」と呼び掛けている。

 スタッフの応募や問い合わせは小幡君(℡080・6217・4006、メールok67203056@yahoo.co.jp)まで。