向陽、2年ぶり初戦突破

 第95回全国高校野球選手権記念和歌山大会は大会8日目の20日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦1試合と3回戦2試合があり、第1試合で向陽が紀北農芸を7―4で下し、3回戦に進んだ。

 ◇2回戦
 〔第1試合〕

紀北農芸 1 0 0 0 2 0 0 0 1 4
向陽 2 2 0 1 0 1 1 0 X 7

 〔紀〕牧野―岡野〔向〕山本、南村―神藤▽3塁打=谷口(向)▽2塁打=原田祐、山田、岡野(紀)

 向陽は1点を追う初回、四球と内野安打で2死1、3塁と好機を演出すると、谷口が左中間に3塁打を放ち逆転に成功。その後も土谷の適時打などで小刻みに得点を重ね、追いすがる紀北農芸を突き放した。

 投げては山本、南村が継投でリードを守った。

 堀内監督は「守備や打撃で課題は残ったが、走塁はできた。次は去年の準優勝校(那賀)、胸を借りるつもりで挑みたい」と話していた。