飛躍誓う新本社完成 松源が竣工披露式

 本社の老朽化などに伴い、県内を中心にスーパーを展開する㈱松源(桑原一良社長)は和歌山市田屋に本社を移転し28日、取引業者や関係者ら約200人を招いて新社屋竣工披露式を行った。 式では桑原社長が 「平生、厳しい環境の中でみんな仕事をしている。 特に食品業界は10年、20年先の見えない時代がやってくる。 その中で生き残るには時代の変化への対応が必要。 皆さんと一緒になってやっていきましょう」 とあいさつした。

 新社屋は4月23日に着工、 11月3日に和歌山インター店としてオープンする。 それに伴い10月30日には川永店が閉店する。
㈱松源
完成した新本社

 阪和道和歌山北インターチェンジに近い国道42号沿いに建設され、 敷地面積4463坪(約1万4728平方㍍)、 延床面積約531坪(1753平方㍍)の鉄筋地上2階建て。 1階はベーカリーを含む店舗(売り場面積420坪)に、 ドラックストア、 酒屋、 100円均一ショップ、 クリーニング店、 美容・理容室、 紀陽銀行ATMと本社事務所を併設。 事務所はガラス張りにすることで外の光を取り入れ、 白を基調に広く落ち着いた空間になっている。 また、 空に向かってますます飛躍するようにと、 「スカイ」 と題したオブジェが飾られている。

 店舗は外観を全面ガラス張りにし、 天井を高くすることで大空間を表現。 内装は 「紀ノ川の四季」 をコンセプトに季節感を強調。「さらなる進化を遂げる松源」 を目指して品質、鮮度、サービス、価格など各部門で取り組んでいくとしている。

 設計は㈱大建設計(本社=東京)、 施工は村本建設㈱(本社=奈良)。