粉河、和北など1学級増 26年度県立高校定員

 県教委は22日、平成26年度県立高校の学校別・学科別募集定員を発表した。県下では全日制で189学級、7560人、定時制で16学級、575人と前年度と比べ増減なしとなった。生徒数は減少傾向にあるが、今年度の中学校卒業人数は前年度より70人程度増加する見込み。

 学校別学級数は1学級増が粉河・普通科、和歌山北・普通科(北校舎)、和歌山商業・ビジネス創造科、熊野・総合学科、新宮・普通科で、1学級減が紀北工業・電気科、伊都・普通科、笠田・普通科、貴志川・普通科、耐久・普通科となっている。

 全日制で例年は170人前後だった欠員が本年度は264人と大きく上回ったため、各地域の生徒数の増減や昨年度の欠員数などにより変更した。私立高への進学が増加したことなどが原因と考えられている。

 県教委が27年度に再編整備の方針を示している伊都と紀の川の普通科は26年度が最後の生徒募集となる。