交流深め防災体験 大運動会「絆」に300人
「和歌山のわを広げよう」を合言葉にしたわかやま大運動会(竹中則行実行委員長)が22日、和歌山ビッグウエーブで催され、幼児から大人まで約300人が、楽しみながら防災体験をミックスしたさまざまな競技に挑戦した。しんぽう写真館はこちらから
NPO紀州レンジャーズが青少年の健全育成事業として取り組んでいる「絆キッズ」と連携した交流イベントで、和歌山県住みます芸人・わんだーらんどが進行役を務めた。
競技は紅白対抗戦で行われ、玉入れや綱引きなど運動会の定番だけでなく、布団を使った災害時のけが人搬送や、ロープによる逃げ遅れた人の救助を想定した防災障害物競走では、5人一組のメンバーのチームワークと的確な判断、素早さが求められ子どもも大人も一生懸命だった。
ボールを使った鬼ごっこやタグラグビーをはじめ、野球感覚のTボールでは、ホームランを狙って女の子も元気にプレー。紅白同点で迎えた最終競技のリレーでは、声援をバックに白組が逆転勝利を飾り、ムードを盛り上げた。紀美野町から訪れた小川小6年の上田幸哉君は「遊び競技が楽しかった。鬼ごっこが最高」と話し、Tボールでホームランを打った同小5年の家本康正君は「ホームランはスカッとした。1番面白かったのは鬼ごっこかな」と笑みがこぼれていた。
絆キッズ大募集 紀州レンジャーズでは第5期生の受け付けを行っている。農業体験やハイキング、スキー合宿など、いろんな活動を通して子どもたちの考える力、思いやり、協力、自主性を育む体験型学習で、小学3年生から中学3年生までOK。定員は100人で、詳細は有田市野385の2、紀州レンジャーズまで(℡0737・23・7403)。