世界遺産の森林整備　アサヒが寄付へ

大手飲料メーカーのアサヒビールは、１０月から「スーパードライ」ブランドの売り上げ１本につき１円を環境保全活動に寄付する「美しい日本に乾杯！～うまい！を明日へ！プロジェクト」を全国展開。県内では県緑化推進会「世界遺産の森林を守ろう基金」へ寄付する。

同社が平成２１年から続ける社会貢献活動の一環で、ことしが第８弾。９月２９日には同社の関島力・近畿圏統括本部長ら関係者が県庁を訪れ、「世界遺産である紀伊山地の森林保全に役立ててもらえれば」と、下宏副知事に寄付の申し出書を手渡した。

対象商品は、アサヒスーパードライと同プレミアムの缶３５０㍉㍑、５００㍉㍑、大瓶、中瓶、同ドライブラックの缶５００㍉㍑、３５０㍉㍑で、いずれも１０月製造分が対象。

同社のこれまでの県への寄付総額は２１５４万９７４５円となっている。県によると、同基金を活用し森林整備した熊野古道周辺８８㌶のうち、５３％が同社の寄付によるものという。

関島本部長（左から２人目）が下副知事（同３人目）に申出書を手渡した