スペイン巡礼道の写真展 イオンで
日本とスペインの交流400周年を記念する特別展「巡礼 フランチェスコのサンティアゴ巡礼道」が6日まで、和歌山市中のイオンモール和歌山3階イオンホールで開かれている。県と、熊野古道の姉妹道「サンティアゴ巡礼道」を有するガリシア州が共催。初日のオープニングイベントでは、両国関係者が友好を確かめ合い、華やかに祝った。
ことしは、聖人フランチェスコがイタリアのアッシジからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼道を旅してから800周年。特別展では、同州出身の2人のアーティストが巡礼道を旅して撮影した、荘厳な聖堂や巡礼者の姿など50点の写真パネルが並ぶ。
オープニングイベントには約120人が出席。仁坂吉伸知事は「道の世界遺産は世界で2つしかない。サンティアゴの風景から熊野の風景も想像していただきたい」とあいさつ。来賓のミゲル・アンヘル・ナバロ・ポルテラ駐日スペイン大使は「両国の関係はより強固になった。今回の特別展は、若い2人の芸術家の目を通して巡礼道の本質を伝えてくれる」と開催を喜んだ。
熊野修験道の山伏がほら貝を響かせ、スペイン音楽バンド「LA TUNA」の演奏などが行われた後、来場者は会場いっぱいに並んだ写真を旅するようにたどっていた。
午前10時から午後7時。問い合わせは県文化国際課(℡073・441・2055)へ。